鍼灸師

鍼灸師がセクキャバで働きたいユニークな動機

鍼灸師セクキャバで働く女性の動機は様々です。
中でも鍼灸師を目指すGさんの動機は、とてもユニークなものでした。
それは「男性の性感帯のツボを知りたい」というものです。
私が求人業務に携わるようになってから8年が経とうとしており、面接官としてもベテランの域に達していると自負していますが、これほど衝撃を受けた面接はありませんでした。
Gさんは鍼灸の専門学校へ通いながら、独学で東洋医学を中心にツボの勉強をしていました。
マッサージとは基本的に、ツボを刺激してコリをほぐしたり、血行を良くすることで身体の新陳代謝の増加や自己治癒力の強化を促す訳ですが、さらに性感帯のツボを刺激して疑似的に興奮状態にすることで、脳の多幸感とともに血行が活発になり代謝が上がるのではないかと考えていたのです。
しかし、彼女はまだ学生ですし、臨床数が圧倒的に少ないということで、バイトをしながら体に触れる経験を積みたいということでした。
面接でこの話を聞いた時は「馬鹿にされているのではないか」と疑いましたが、彼女はいたって真面目だったのです。
しかし、Gさんは自分が大きな勘違いをしていることに、まだ気付いていなかったのです。

よくあるセクキャバへの誤解

Gさんだけではなく、求人面接を受けに来る多くの女性が誤解をしているのですが、正確に言うとセクキャバは風俗業ではありません。
風俗業というのはソープランドやデリヘルのように、男性客の「性的好奇心を満足させる為の接触」を行う仕事だからです。
つまりは「射精」をするのかということです。
セクキャバの接客では、露出度の高い衣装を着ていたり、上半身が裸で胸を触られることがあっても、お客さんを射精させる為のサービスでは無いので風俗店とは言えないのです。
よく風俗は「性的好奇心を満足」させるが、セクキャバは「性的好奇心を刺激」するという表現を聞きますが、私はこのような曖昧な表現が嫌いです。
しかし、非常に似たような業態であっても、2つは明確に違うのだということは意識していなければならないと思います。
それは、サービス内容にも影響してくるからです。
セクキャバでは男性客の性器へ触れることは禁止されていますし、セクキャバ嬢の性器周辺を触ることも禁止されています。
その為、風俗とも一般的なサービス業とも違う接客内容が必要になってくるのです。

「お仕事」という意識が無ければ採用はできない

仕事という意識Gさんの希望は、風俗の仕事を通して性感帯のツボを学びたいという、いわば研究目的のようなものでした。
多くのセクキャバ嬢のように「いくら稼ぎたい」という希望もなく、あくまでもフィールドワークの一環としてセクキャバでのバイトを捉えていました。
しかし、セクキャバとはサービス業であり、お客様商売なのです。
そこにはサービス提供者の自分本位な欲望は介在しません。
彼女のように「お仕事」という意識が全くなければ、彼女自身はもちろんのこと、お客様やお店にとっても決して幸せな結果には繋がらないでしょう。
マッサージ技術を持ったセクキャバ嬢は大変珍しいので、実際に働いてみたらお客さんから好評を得た可能性もあるとは思います。
しかし、そこはセクキャバのプロフェッショナルとしての自分が許すことはできませんでした。
こうして、Gさんには残念ながら不採用ということをお伝えしました。
もちろんこれで終わりではなく、Gさんにはきちんと風俗店の方が向いていること、中でも派遣型エステ店であればマッサージを重視したお店であることを教えてあげました。
今でもGさんが風俗業界にいるかは分かりませんが、性器に触れていないのに性的な快感を覚えるエステティシャンに出会ったら、それはGさんかもしれませんね。